AIが進化する中で、ビジネスや個人の副業に役立つツールが求められています。
その中でも特に注目されているのが、
ChatGPTをカスタマイズして特定の処理に最適化したGPTsです。
例えるなら、ゲームのキャラクターをカスタマイズするように、ChatGPTを自分専用にカスタマイズできるモデルのことです。
本記事では、GPTsの使い方、特徴、作り方、活用例をわかりやすく解説します。
2024年5月からは誰でも利用可能となったので、今のうちにGPTsの使い方をマスターしておかないと、ヤバいことになっちゃいますよ!
筆者も画像生成用のGPTsを作成済、公開中です。
GPTsとは?
GPTsは、特定の目的や用途に合わせてChatGPTをカスタマイズしたGPTモデルです。
ChatGPTは最初から豊富な知識を持っており、勉強の質問に答えたり、文章を書いたり、情報を調べたりすることができます。このChatGPTの機能をベースにカスタマイズされた特別なモデルが「GPTs」です。
たとえば、Webサイト、ロゴ、デザインの制作に特化したGPTsや、好きなマンガについて話してくれるGPTsなどですね。
さらに、使うだけでなく、プログラムの知識がなくてもカスタマイズされたGPTモデルを作ることもできちゃいます。
GPTsの使い方
GPTsの使い方は下記の3ステップ。
- GPT探すをクリック
- 使いたいGPTを探す
- チャットを開始
高品質なロゴが生成できる「Logo Creator」で使い方を解説します。
使い方①:GPT探すをクリック
ホーム画面またはメインメニューから「GPT探す」ボタンをクリックします。これにより、利用可能な様々なGPTsモデルの一覧が表示されます。
使い方②:使いたいGPTsを探す
表示された一覧から、使用したいGPTsモデルを探します。説明欄やチャットの使用回数を参考に、使いたいGPTsをさがしましょう。
やりたいことが決まっていれば、ジャンル別の人気ランキング上位のものから選ぶのも◎。
今回は、検索欄に「Logo Creator」と入力します。
使い方③:チャットを開始
使用するGPTsが決まったら、そのGPTsを選択して「チャットを開始」ボタンをクリックします。すると、選択したGPTsとの対話が始まるので、質問や指示を入力し、GPTsからの応答を待ちます。
「Logo Creator」の場合は、以下のように、作成したいロゴのイメージを伝えると、4つの質問がされ、それに回答選択肢の数字やアルファベットで回答すると、
イメージに沿ったロゴが生成されます。
このように、いろんな機能を持ったGPTsが無料で公開され、誰でもかんたんに使用することができちゃいます。
まずは、GPT Storeの人気ランキング上位や、あなたの興味のある分野のGPTsをチェックしてみてください。
GPTsの作り方
GPTsはプログラムを書くことなく、作ることができます。(有料ユーザーのみ)
作り方の手順は下記
- GPT Builderの起動
- 目的の設定
- 機能の選択
- 設定の完了
作り方①:GPT Builderの起動
ChatGPTの「マイGPTs」から「GPTを作成する」をクリックし、GPT Builderを起動します。初めての利用者は、画面に表示される指示に従いながら簡単に新しいGPTを作成できます。
作り方②:目的の設定
GPT Builderの質問に答える形で、どのようなGPTを作りたいかを指定します。たとえば、「ブログ記事のタイトルを提案するGPT」や「Xのポスト内容を作成するGPT」など、具体的な目的を入力します。
作り方③:機能の選択
WebBrowsing(ネット上の情報検索)、DALL-E(画像生成)、CodeInterpreter(外部ファイル)など、必要な機能の有無を選択します。これにより、GPTは特定の用途に合わせた機能を持つGPTモデルとして設定されます。
作り方④:設定の完了
アイコン画像や口調の設定を行い、最終的にGPTを完成させます。設定が完了したら、「作成する」をクリックし、公開範囲(本人のみ/URLを知っている人/全員)を選択します。なお、作成したGPTは、後から編集することも可能です。
GPTsの注意点
GPTに与えたプロンプトが漏洩するリスクがあるため、重要な情報は入力しないように注意しましょう。
特に、機密情報や個人情報の取り扱いには注意が必要です。セキュリティ対策として、プロンプトインジェクションの保護することが推奨されます。
GPTsの特徴とメリット
GPTsを使うこと、作ることのメリットはたいへん大きなものがあります。
- ノーコードで作れる(プログラムの記述不要)
- ネット・他サービスとの連携可能
- 特定作業の圧倒的な効率化
ノーコードで作れる(プログラムの記述不要)
コーディングの知識が不要で、直感的な操作でGPTを作成可能。
これにより、プログラミング経験のない人でも、アイデアやユーザーニーズに合わせたカスタムGPTを簡単に構築できます。これまでのプログラミン開発と比較すると、圧倒的に時間とコストの削減が可能となりました。
ネット・他サービスとの連携可能
外部APIとの連携も可能で、さらに高度なカスタマイズ可能。
例えば、WebBrowsing機能を使ってリアルタイムで情報を収集したり、DALL-Eを利用して画像を生成したりできます。また、CodeInterpreterを利用することで、コードの解析や修正も可能です。
特定作業の圧倒的な効率化
カスタムGPTとして、さまざまな作業の自動化や効率化が可能。
たとえば、ブログやXのデータ分析ツールとして使用することで、時間の節約や作業効率の向上につながります。
GPTsの具体的な活用方法
ブログタイトルの提案
ブログ記事のタイトルを提案してくれるGPTモデルです。
これがあれば、SEOに最適なタイトルを自動的に生成でき、記事作成の効率が向上します。また、自分だけでは思いつかない提案を通じて、新しいアイデアを得ることも可能です。
ブログ・SNS用の画像生成
ブログ記事のサムネイル画像や、SNS投稿用のビジュアルコンテンツを短時間で生成するGPTモデルです。
DALL-E機能を活用することで、特定のテーマやスタイルに合わせた画像を自動的に作成できます。これにより、コンテンツ作成の時間を大幅に削減し、視覚的に魅力的な投稿を手軽に行うことができます。
プログラミング支援
コードの提案や修正を行うGPTモデルです。
CodeInterpreter機能を活用して、プログラミングのサポートを行い、複雑なコーディング作業を簡単にします。
例えば、特定の問題を解決するコードスニペットを提供したり、既存のコードを最適化するアドバイスも可能です。
GPTs利用がおすすめな人
技術的な知識が少ない人
プログラミング知識がなくても、直感的に操作できるため初心者に最適です。特に、ノーコードでAIを作成できるため、技術的なハードルが低く、多くの人に利用可能です。個人で副業している人には、たいへん強力なパートナーになります。
業務効率を上げたい人
カスタムGPTモデルで作業の自動化を目指す人におすすめです。記事作成、画像作成、データ分析など、様々な作業を効率化するためのツールとして活用できます。これにより、作業の生産性を大幅に向上させることが可能です。
GPTsに関するよくある質問
人気のGPTSはどんなジャンルですか?
ライティング、画像生成、プログラミング、英語学習の練習パートナー、趣味関連(料理、DIY)などが人気です。
GPTSでお金を稼げるの?
自分の作成したGPTモデルの利用回数による収益化が開始される予定です。ただし、日本での収益化の時期は発表されていません。(2024年6月)
カスタムGPTSの設定は難しい?
基本的な設定は簡単ですが、高度なカスタマイズには技術的な知識が必要です。しかし、多くのブログやSNSで解説されているので、それらを参考にすると良いです。
カスタムGPTSはどのデバイスで使えるの?
ネットに接続できるPC、スマートフォン、タブレットなどで利用できます。
プライバシーとセキュリティはどうなっているの?
データの匿名化や暗号化など、プライバシーとセキュリティを守るための対策が取られています。
カスタムGPTSは他のAIツールと連携できるの?
できます。音声認識、画像認識、データ解析ツールと組み合わせて、より高度な機能が実現可能です。
まとめ:【初心者必見!】GPTsとは?使い方と活用方法を徹底解説
本記事では、GPTsの使い方、特徴、作り方、活用例について解説してきました。
ChatGPTのカスタマイズができるGPTsは、使い方が簡単で誰でも利用可能です。これからも更に便利なGPTsが登場するのは間違いありません。
特に、仕事や副業でデザイン、文章作成、プログラミングを行っている人には必須のツールです。
少しでも早くChatGPTやGPTsの使い方に慣れ、その力を最大限に引き出しましょう。慣れたら、自分専用のGPTsを作ることにも挑戦してみてください。これにより、個別のニーズに応じた効率的な作業が可能となります。
AI技術の進化に備えて、今からGPTsをマスターし、未来の働き方を先取りしましょう。
今回は以上です。